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第383回 友人の犬


電車で友人と鉢合わせ。

お互いの心の傷を舐め合った後、友人は語り始めた。

友人「あ、ポチ死んだよ。」

(ポチとは、友人の実家で飼っていたドーベルマンみたいな雑種の犬の名(偽名))

僕「えっマジで?」

友人「うん。カチカチになったチャーハンの残りを食べさせたら、喉につまらせて死んだらしい。」

僕「マジかぁ~でも結構長生きしたよな。」

友人「まぁ~10年以上いたからね。」


僕とその友人は、15年くらいの付き合いで、小学生時代は毎日のようにお互いの家を行き来していた。

ポチが友人の家に貰われて来たのが、小学5年生くらいの時だったか。

とにかく凶暴な奴で、触ることはおろか、近付くことすら許さない。

調子に乗って近付けば、目を血走らせ牙をむき出しにし吠えまくる。

「殺してやる」という心の声が聴こえてくる。

うちで飼っている、ある程度距離があれば吠えるが、近付けば耳と尻尾がへなっへなになるぷーちゃんとは大違いだ。


何度か仲良くなろう大作戦も試みた。

  ・ドッグフード スローアンドキャッチ
      結果 成功はしたが、警戒心は全く溶けず無意味。
          (ぷーなら確実に従順な下僕と化す。)

  ・綱引き 
      結果 これも一応成功はしたが、遊んでいる感が全く無く、鎖が無かったらただ事では済まない。
          (ぷーは散歩の次にこれが好き。)

以上の結果から、親密な関係を築くことは不可能であるという結論に至った。


時は過ぎ、中学生になって間もない頃、一瞬の不注意で、僕はポチにケツを噛まれる。

3日程病院へ通った思い出と共に、僕のケツには噛まれた後の傷が、今でもくっきりと残っている。

友人から聞いた話では、もう1人被害者がおり、ポチを保健所送りにするか否かの家族会議が開かれたらしい。

そんな凶暴な犬だったが、僕に思い出を沢山与えてくれた。

ありがとう。

チャーハンを食って死ぬなんて、幸せな最期じゃないか。

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